巻頭言 『このところ気になる言葉』
平成14年度 会計担当 坂本修(小児科)
このところ気になる言葉に「お世話さまでした」がある。例えば外来診察が終わったとき、以前は母親(小児科なので)は「ありがとうございました」と言って帰っていったが、今はほとんど「お世話さまでした」である。若い母親だけかと思うとそうでもなく祖母、祖父が付き添いでも「お世話さまでした」である。「お世話さまでした」は「お」がついてさらに「様」もついているということで、丁寧語としてもけっこうランクの高いものとして使用されているのであろう。確かに聞こえもいい。しかしその他の「お○○さま」の語を並べてみたときその使用は適切であろうか?「お疲れさまでした」:みな疲れていてそれをねぎらいあっている感じ。「お互いさま」:なにかの出来事(主に不都合)に関し双方に関わりありというニュアンス。「お○○さま」には何かを複数以上の人が共有していることが前提なのではないであろうか?(もちろん「おかげさま」のような例外もある)。この観点から「お世話さまでした」を改めてみると「あなたにお世話になったけど、私もお世話したのよ」ということになり、決して丁寧語ではないように思われる。でも確かに診療においては「医者に診てもらったけど、私も診せたあげたのよ」ということかもしれない。 なぜこんなことを長々書いているかというと、もう一つ気になる言葉があるからである。それは「患者様」である。私はいまだにこの言葉はなじめないが、事務方の方々は会議などでもすらすらと「患者様」が口から出てくる(決して「患者さん」は出てこない)ところをみるとよくトレーニングされていると感じる。しかし「患者様」という言葉から真っ先に連想されるのは「お客様」である。結婚式場では新婦を「お嫁様」と呼ぶらしい。逆にお金を払わない側(つまりお客でない側)には「様」はつかない(おまわりさん、刑事さん、消防士さん、運転手さん。これにも「お坊様」のような例外はある)。しかし少なくとも我々が「先生様」とよばれると馬鹿にされているような気がしないだろうか?「お子様」もときに馬鹿にしたニュアンスを感じる。このような過度の丁寧表現は逆に慇懃無礼な感がありはしないだろうか?どういう過程で「患者様」に統一されたのかは知らないが、大学病院内だけではなく市中病院でも「患者様」であるところをみると上から通達でもあったのであろう。医療もサービス業であることを医療者側へに徹底するためであろうか?「患者様」という呼称を使用することで受け手は病院のサービスがよくなったと感じているのだろうか?小手先だけのごまかしのような気がしているのは私だけであろうか? 教室員会だよりの巻頭言というよりは新聞の投書欄に載りそうな内容になってしまった(渡辺委員長申し訳ありません)。 しかし言葉は流動的なものであり、さらに慣れの現象のあるため、「お世話さま」が一般化してきたように、いずれ「患者様」もあたりまえになってくるのかもしれない。そのときには「患者様」といえない医者は淘汰されていくのか? やはり今日から「患者様」を練習しようか?
医学部附属病院長選挙について
選挙管理委員会からのお知らせ
1〜2月にかけて、教室員会の選挙が行われます。選挙により平成15年度教室員会委員長(1名)・副委員長(2名)の選出が行われます。教室員の皆さんには投票用紙が配られますので、期日までに投票して頂けますよう御協力お願い致します。結果は随時、教室員会掲示板(臨床棟1F・基礎棟1F・中央廊下)に掲示致しますのでご覧下さい。
平成14年度選挙管理委員会
委員長 黒澤 一 (内部障害学)
伊藤 健太(循環器内科) 吉沢 正彦(心療内科) 狩野 茂之(耳鼻咽喉・頭頚部外科) 宇佐美 修(感染症呼吸器内科)
小山 淳(胃腸外科) 長崎 太(消化器内科)
院内図書室開所式 報告
新西病棟の旧喫煙室がこのたび医学部附属病院図書室ときれいに大変身することが決まり、11月26日火曜日に開所式を行いました。式には、新病院長となられた山田先生をはじめとして看護部長さん、病院事務の方等などこの図書室の開設に尽力された方々が参加され、渡辺委員長の合図によるテープカットでオープンを祝いました。ついで、院内学級生徒さんが図書室のオープンを記念して作文を朗読してくれましたが、この日の図書室のオープンを楽しみにしていた様子に一同感銘をうけるとともに、蔵書内容の拡充の必要性をスタッフ一同が痛感させられました。図書室がこれからも有効にそしてより多くの患者さんの憩いのスペースとなれるように意を強くした次第です。前病院長の玉井教授もかけつけられ、山田新院長とともにお言葉をいただきました。新院長には、図書室内の照明の問題や天井を仕切るガラスに付着したヤニなどの問題など、早速要望が挙がるなどの一幕もありました。これからより快適なスペースとなるよう、教室員会の皆様からも気がついた点などは指摘していただきながら、要望していくことが必要だと感じました。 図書室の本棚はまだ若干のスペースがありますが、開所式にふさわしい程度にまで埋められることができました。これらの数百の蔵書は、科長会議、医局長会議、教室員会等からのご寄付によって購入した本に加え、広く病院内の各方面の呼びかけで沢山の本をお寄せいただきました。教室員会からも呼びかけいたしましたが、本当に多数のご協力をいただきました。本を寄贈していただいた教室員各位、その周囲のスタッフ及びご家族の方々に紙面をお借りして厚く御礼申し上げます。また、開設準備のために看護部の方々、教室員会秘書さん、福祉厚生部を中心とした教室員有志の多大な協力をいただきました。ボランティアの皆さんとともにこれからの図書室の運営にもいろいろと尽力いただけるとのことで、ありがたく思っております。今後ともどうかよろしくお願いいたします。 尚、今後の蔵書の充実と維持のために新刊本の購入などの検討も予定しておりますが、今後も引き続き皆様の御協力あれば大助かりです。本のジャンルは今のところ問わずにおりますので、寄贈いただける本がございましたらどうかご協力お願いしたいと思います。
文責: 福祉厚生部担当書記 黒澤 一(内部障害リハビリテーション科)
※12月20日現在までに、約250冊の貸し出しがありました
福祉厚生部 『クリスマスコンサート報告』
福祉厚生部 部長 小泉 亮
11月30日外来棟1階ホールにおいて少し早いクリスマスコンサートが開催されました。今回はクラリネットアンサンブルの「アマトゥール」を東京からお招きしました。メンバーは高橋輝紀さん、進 京子さん、横沢香理さん、田中智恵子さんの4人です。今回のボランティアコンサートをご快諾くださり、東京から駆けつけてくださいました。ちなみに「アマトゥール」は紅茶の名前からつけたそうです。当日のホールは立ち見も出るほどたくさんの患者さん、ご家族の皆さんにご来場いただき、4本のクラリネットが奏でる音色を堪能された様子でした。終了後、「素晴らしいコンサートをありがとう」と声を掛けていただき、音楽による心の癒しを実感することが出来ました。最後にコンサートの準備をしてくださった事務の皆さん、教室員会秘書の皆さん、医学部学生の皆さんに感謝申し上げます。
関連病院だより・1 ★宮城県 ★公立米谷病院
宮城県には、30数余の自治体病院がありますが、当院はベット数143、診療科は内科、外科、整形外科、産婦人科、小児科、歯科口腔外科の6科、職員数約120名の中程度の病院であり、この規模に相応しいハイテク医療機器も導入されております。米谷(マイヤ)という名称は、所在地の東和町米谷に由来しております。正式名称は
『東和町中田町病院組合公立米谷病院』です。昭和19年に創立、当初の『米谷久美愛病院』という柔らかな表現から現在の呼称に変りましたが、創設以来、半世紀余の現在も、≪奉仕、誠実、親和≫の精神を活かして、地域医療にあたっており、中田町上沼には当院の診療所もあります。病院の病棟の端から堤防を隔て、50mも離れていない所に、北上川が流れています。当院の入院患者さんは、北上川と周辺の山々を望みながら、安らぎと潤いを感じているとのことです。川の中央を挟んで東に東和、西に中田の町が広がり、それぞれが当院の設立母体となっています。登米郡内には、米谷、米川、登米、米山など米の付く地名が多く、米所であり、水が豊富なことを物語っております。 中田は平地が大部分で、最近は隣接町部への発展が目立つ人口約17,000人の町です。今から約50年前のカスリン台風の時には、中田町を流れる北上川の堤防が決壊し、その箇所に、当時の惨状を刻み込んだ石碑が、今は何事も無かったように青空に向かって聳えています。この川で8月には、70〜80漕の手造りの筏下りレースが開かれ、また、同じ頃に、川の道路沿いに『カッパマラソン』が行なわれ、各地からも多くの人々が参加しています。 平坦地の中田と対照的に、東和町は、人口約9,000人、面積の約80%を森林が占め、農林業が主要な産業になっています。病院の上空は、仙台−千歳間の全日空の飛行ルートにもなっており、仙台を離陸して間もなく、西日の時間帯に、銀色に輝く川のS字状の部分のやや下流に、病院の建物が眼下に見えます。東和には、国の天然記念物に指定された『源氏ボタル』の棲息地もあります。8月の「米谷の花火」は、火の粉が森林の黒いシルエットを照らし出し、川の水面に映えて散り行く様は、独特の風情で近隣の名物になっています。また、新田次郎の『密航船水安丸』に描かれているように、明治の時代に北米に大挙して移住した人々の二世、三世がカナダに根付いて活躍している経緯もあり、東和町は同国バーノン市と友好関係を保ち、町役場近くの『林林館』では、カナダのメイプルシロップ、ハニーコム、地元の山菜、茸などが手に入ります。岩手県境近くには、亨保年間に改宗を受け入れなかった信者120名が処刑されたという隠れキリシタンの遺跡もあります。いずれにしても当地は岩手県に接し、辺境とも言える地域で、いわゆる北上連邦の一郭を占め、光と水と緑の豊かな自然と暖かい人情に恵まれています。 病院の説明よりも地域の解説に偏ってしまいましたが、当院の医師は9名と数少ないのですが、全員、患者さん一人一人を熱心かつ親切に診療しています。救急病院の告示はしておりませんが、2〜3日に一度は救急車で搬送されるケースがあります。勿論、限られたスタッフで対処出来ない症例は、近隣の総合病院や古川市立病院の救急センター等に搬送することもあります。 また、当地の高齢化率は、30%以上にも達しています。当院は、こういった地理的特殊性から、訪問看護、在宅医療を約15年前から実施しています。近隣には、幾つかの老人保健・福祉施設があり、これら諸施設の協力病院として,相互の連携が不可欠の時代になって来ています。このような背景を抱える当院において、医師として満足の行く仕事をするには、各種疾患に対する的確な判断力に加えて、患者の人生経歴や既往歴、社会環境、家庭事情等を含めた病人の人間理解が重要であると思われます。医学としての専門性のみにとらわれず、いわゆる『包括医療』として幅広い医療・保健・福祉活動に携わりたい医師の方々が、是非、当院にいらして下さること念じております。
平成14年4月 文責: 外科 川上 稔
〒987−0902 宮城県登米郡東和町米谷字元町200番地 TEL(0220)−42−2007
院長 遠藤 敏
リレーエッセイ 〜私の思い出の症例・研究裏話〜 File.48『臨床時代』
生体防御学講座
微生物学分野 河野祐治
現在では基礎の教室におりますが、以前は臨床をやっておりました。そのころは神経内科でしたので、なかなかすぐにはよくならない、あるいはまったく改善する見込みのない患者を多く診ておりました。それで、病院に来たことで少しでも得になったと思えるような、そして最低でも病院に来たことで悪くならない医療を心がけておりました。しかし現実は必ずしもそのようなことを考えている人ばかりではないようで、歴史的には肝炎やHIVの蔓延は忘れてはならない日本の恥といえます。私のころも特に内科系では薬の副作用が蔓延しており、無駄なことをやめるだけで、すなわちある意味何もしないことで効果があり、そして時には病院から収入の面であからさまに嫌がられたこともありましたが、結果として患者のためになったことをいくつも経験したので、その中から思い出せるものをいくつか紹介したいと思います。 まずは害の少なかった例を。ある日のこと、手が震えるということでParkinson病ではないかと心配してやってきた人がいた。だがParkinson病の可能性は全くないことが診察室にはいるなりはっきりした。なにしろ普通に歩き、静止時振戦もない。そこで、まずは話を聞いてみた。するとどうやら病院に通いだしてから手が震えだしたらしい。何の病気かを訊ねたところ、喘息ということだ。もうここまでくれば答えは簡単、単にβ刺激薬の副作用であった。その時は薬の効用と副作用のバランスのことを説明して納得してもらった。これは副作用には間違いないが、当時の喘息の治療水準からはいたしかたなかったと考えている。 今度は朝から体中の力が入らなくなったと言って初老の男性がやってきた。Guillain
Barreだったら血漿交換の準備でもしなければと思いながら定番のカリウムを計ってみた。その時は検査室もびっくりしたらしく、1.7しかなかった。しかたないので2日間かけて補正して事なきを得たが、間違って放置されていたらと思うと背筋が寒くなる思いであった。これも何のことはない、必要のない利尿薬の無駄遣いが原因であった。 医薬品認可の構造的な欠陥のもたらしたあきれた症例を。脳梗塞で近くの病院へ通いだしてからどうも調子が悪いといってきたひとがいた。一見してParkinson病と区別がつかない。診察してもやはり区別はできない。ただわずかな望みとしてrigidityがcogwheelでなかったこと、それに病歴から医原性が示唆されたことであった。その時は運よく処方された薬を持参されていたので、薬剤部に確認してもらったところ、やはりフルナールという予想どうりの脳循環改善薬が処方されてあった。さっそくその薬も含め、役に立ってないものを全て中止したところ元通りに元気になった。ちなみにその悪しき薬は20世紀末にやっと販売中止となり、新たな悲劇は起きなくなっている。しかしこの薬を含め一般的に脳循環改善薬には効果なんかなにもなく、医療費は無駄づかいになり、しかも副作用しかないことは良識ある神経内科医の間ではかなり以前から常識だったものがどうして一度認可されてしまったのか、狂気の沙汰である。 一方やむをえないものも多かった。一番記憶に残っているのはやはりl-dopaであった。Parkinson病でも最初のころはなんでも薬が効くが末期になると効いている時間が非常に短くなってしまう。担当した中に一日で2-3時間くらいしか動ける時間帯がない人がいた。しかも動けるときにはいわゆる副作用であるdyskinesiaが盛大に起こっていた。さらにありもしない人や蟻が見えることもあったようだ。そのときはいろいろと工夫したが、結局のところ動けないよりはまだ副作用のほうがましだということにおさまった。 いくつか思い出せるものを挙げてみた。今後どのように臨床とかかわっていくか全くわからないが、病院に来て損をした気分にだけはさせないように心がけようと思う。
関連病院だより・2 ★宮城県★鹿島台町国民健康保険病院
鹿島台町国民健康保険病院は、昭和22年鹿島台農業協同組合の診療所として設立され、昭和30年に病床数30の病院となり、昭和27年に町立移管、昭和33年に現在の呼称となった。その後増改築を繰り返し、現在一般病床80床、療養病床33床、計113床となっています。療養病床は17床を介護療養型、16床は医療型であります。診療科は外科、整形外科、内科、呼吸器科の4科で常勤7名、非常勤医師7名のメンバーです。 臨床研修の指定病院ではありませんが外科、整形外科は勿論、内科も腎・高血圧・ホルモン更には消化器、呼吸器のベテランを揃えております。更にリハビリテーション室も、脳卒中後、整形外科手術後の理学療法の他に、呼吸リハビリ、心臓リハビリ等も実施しております。 最近のIT化の波に乗り当院でも医局の医師用研究机に各1台PCを配置し、外来、病棟にも同様PCを配置しました。 幼稚園、小学校、中学校の園児、児童の生徒の健康にも校医として注意を払っています。 一般住民の方にも住民検診、ドック等を積極的に行い、町立保健センターとも協力して健康管理、疾病の予防、早期発見治療等をスムーズにしています。 特別療養老人ホーム、老人保健施設とも連携し、入居者が疾病罹患時には当院に入院し良くなれば各施設に帰って頂くという事も円滑に行われています。 夜間、土・日曜・休日にも救急指定病院としての重要な役割を果たしています。 最近全国学会での研究発表も当院から出始め、院内には徐々に活気がみなぎりつつあります。 病院所在地の鹿島台は仙台市の北東約30Hで宮城県内のほぼ中央にあります。東北本線では仙台駅から約35分、自動車では仙台市の中心部から国道45号線又は三陸自動車道を使って約45分です。古川市と石巻市の中間点にあり、更に気仙沼に行く国道の途中でもあります。この国道の利便性から、町内の病院宿舎に住んで頑張っている医師もいれば、塩竃市、仙台市から通勤している医師もいます。海は松島湾での釣り、舟遊で、山は栗駒山等、川は鳴瀬川、近場のゴルフ場でプレーして夜は仙台の国分町で飲むのがしばしばという外科のドクター(特に名を秘す)も居る様です。名物の鹿島台牛を食べての飲み会では“一の蔵”という職員も多い様です。当直の夜には昼間録画しておいた衛星放送の囲碁・将棋の名人戦を楽しんでいる有段者が居ります。 しかしながら病院創立後長期間経過しているので、手狭になってきた上に、建物が老朽化してきたので、新病院の移転新築に向けての検討が始まっているところであります。
文責:院長 米地 稔
〒989−4103 宮城県志田郡鹿島台町平渡字東要害20
TEL(0229)56−2611
今年のインフルエンザ対策
福祉厚生部 石井恵子
落ち葉が舞い散る季節になりました。インフルエンザの流行期に先立ち、国立感染症研究所でまとめられた対策を紹介いたしますのでお役立てください。特に保育園・幼稚園・学校で集団生活をしている子供や高齢者・基礎疾患患者を家族に持つ方に読んでいただきたい内容です。インフルエンザと普通のかぜとどうちがう? 咳や鼻水、熱などの症状は似ていますが、原因となるウイルスの種類が全く違う別の病気です。インフルエンザはあっという間に大流行し、かかると急に38〜40℃の高熱が出ます。特に小学校入学前の小さなお子さんは入院するほど重くなったり、合併症を引き起こすことがあります。
(インフルエンザの特徴:
●地域内で流行が起こっている時期に
●急激に
●38℃以上の発熱や悪寒が出る。
その他頭痛・倦怠感・筋肉痛などが起こることもあるが、乳幼児では軽く、鼻水や咳が出て普通のかぜと区別しにくいので、熱が出たら2日以内に医師に診てもらいましょう。)
合併症というのはどんな病気?
インフルエンザの合併症には中耳炎、気管支炎、肺炎などがありますが、最近、深刻な問題になっているのは小さなお子さんの脳症です。流行時には年間、約100人のお子さんが死亡し、同じくらいの後遺症患者がでているといわれています。脳症は症状が出てから0〜2日で死亡することの多い怖い合併症です。
インフルエンザにかからないようにするにはどうすればいい?
インフルエンザを予防するには、
●ワクチンを接種する
●栄養と休養を十分にとる
●適度な温度・湿度を保つ
●マスクを着用する
●手洗いとうがいをする。
それでもインフルエンザにかかったら?
水や栄養をとって安静にすることはもちろんですが、普通のかぜとは違いますから、熱が出たら2日以内に医師の診断を受けて下さい。
新聞などで報道されている最新の治療方法とは?
ウイルスを検出する検査薬とウイルスの活動を押さえる新薬が開発され、インフルエンザを診断して治療することができるようになりました。一般の薬局では買えませんので、インフルエンザかなと思ったら早めに医師の診断を受けましょう。
高齢者や心肺・気管支などに慢性疾患のある方へ
インフルエンザにかかると重症化して命に関わる危険があります。医師と相談して年内にワクチン接種を受けましょう。(ワクチンを受けた方がよい方:65歳以上の高齢者、妊娠28週以降の妊婦、慢性肺疾患患者、心疾患患者、腎疾患患者、代謝異常患者、免疫不全状態の患者の方々)
患者さんと接触する医療従事者の皆さんへ
病院が無償で行うワクチン接種を積極的に受けて下さい。今年の分は終わりました。申し込みをされなかった方も、個人負担になりますが、できるだけ接種されることをおすすめします。来年以降は部局単位の申し込み時に、忘れずに申し込んでください。