★ 宮城県 ★ 財団法人厚生会・仙台厚生病院 ★
 財団法人厚生会・仙台厚生病院は当時国民病と目されていた結核撲滅のため、昭和18年11 月、社団法人生命保険厚生会(会長石坂泰三氏)によって、全国各地に開設された病院の一つであります。その後、東北大学抗酸菌病研究所と一体で結核病の治療とその研究に貢献してきましたが、抗結核剤の進歩等により対象疾患は肺癌、消化器癌、糖尿病そして虚血性心疾患などの成人病・生活習慣病に変わって参りました。また、抗酸菌病研究所の星陵町への移転に伴い、通常の民営病院としての自主独立化を図って参りました。さらに、施設の老朽化が進んだことや地域医療の新たな要請に応えるため、平成6年より全面改築に着手、平成8年1月新たな船出をいたしました。
 診療科は呼吸器科、消化器科、糖尿病代謝科、放射線科、麻酔科、外科と心臓センターの循環器科、心臓血管外科の計8科で、これに健康管理センターを加えて構成される408床の病院です。肺癌の診断や治療における東北の一大拠点であり、その症例数では全国屈指の実績を誇っています。また、消化器系では看板とする癌化学療法のみならず、近年は内視鏡手術等、先端的な治療法を積極的に取り入れています。平成6年に有力な人材を得て糖尿病代謝科を新設し、これによって本院が生活習慣病へ積極的に取り組む姿勢を明らかにしましたが、さらに平成8年4月より心臓センターを開設し、救急医療の分野にも診療域を拡大いたしました。翌々年4月、心臓血管外科を併設した心臓センターは多くの診療所や病院の暖かい支持を背景に、県内発症急性心疾患の約3分の1を収容し、虚血性心疾患治療では東日本を代表する施設の一つに成長しております。当院はまた予防、検診にも力を注いでおり、健康管理センターでは3階に人間ドック専用のフロアを持ち、宿泊施設も備え、各種企業や一般の方々の検診を行い、市民県民の疾病予防と健康増進に貢献しております。
 当院は、その歴史的経緯から慢性疾患中心の病院としての暗いイメージが固定し、一時は長い停滞期ののち破産の危機に瀕したこともありますが、現在は一日平均外来患者数が300弱であるのに対してその紹介率が60%を超え、平成12年度平均在院日数が11.9日(県内最短)、年間入院患者数9710人(医学部附属病院を除き県内最多)となって、紹介型、急性型病院として良質な医療と健全経営の両立に成功しております。また、このような実績が評価され、当院の運営母?G$"$k:bCDK!?M8|@82q$OJ?@.11年12月、「宮城県立こども病院(平成15年10月青葉区落合に開院予定)」の運営主体となることが決定されました。院内には「開院準備室」が設けられ、元気なスタッフたちによって鋭意準備業務が進められております。
 終わりに、仙台厚生病院の大きな財産としてご紹介したいものに、その立地条件とそこから得られる眺望があります。東北大学医学部の筋向かいに立地されているため、医学部附属病院との病病連携が密接です。また、西公園を散策しながら徒歩で国分町まで足を伸ばすことも可能な至便の地です。この季節、病室の窓からは青葉山の緑と広瀬川の清流が望まれ、夜になると100万都市仙台の美しい夜景が飛び込んできます。仙台七夕前夜祭の花火は文字通り眼下に展開します。闘病でお疲れの患者さんにとって、このような眺望は一服の清涼剤となり、治療成績向上の一助になっているものと確信しています。
 なお、当院は総合病院でないため、初期研修の受け入れは行っておりませんが、いずれの診療科も後期研修に必要かつ十分なスタッフと医療機器を備え、豊富な症例が集中しております。ご興味をお持ちの先生の病院見学を歓迎しております。
                          文責:院長 目黒泰一郎
 〒980−0873 宮城県仙台市青葉区広瀬町4番15号
                 TEL(022)222−6181